TEAM K9 の始まり
2024年(令和6年)9月21日〜23日。 石川県能登半島を記録的な豪雨が襲いました。
私は2024年10月1日、愛犬であり相棒である「OLA」と共に、甚大な被害を受けた災害現場へと向かいました。
目的はただひとつ、「行方不明者を捜索すること」です。
現地に到着して目に飛び込んできたのは、
崩落した家屋の残骸、流木、瓦礫、
そして泥にまみれ横転した車両の数々。
押し潰された家屋は柱と外壁だけを残し、
その中身はすべて濁流に流されていました。
かろうじて残った建造物も、
重機によって少しずつ解体されていく――
そこに広がっていたのは、想像を絶する光景でした。
懸命な捜索の現場で
現場では、自衛隊、消防、警察の皆さんが、
手作業で石を掻き分け、一輪車を用いたバケツリレーや
捜索棒を駆使しながら、文字通り命懸けの
捜索にあたっていました。
犬を連れていた私にも、現場の状況や情報を
丁寧に共有してくださったその姿と、
私たちに寄せてくれた信頼は、今も強く心に残っています。
ある消防のレスキュー隊長が、
目頭を熱くしながら私にこう語りかけてくれました。
「もっと捜索犬を連れて来られないですかね……。
発生から72時間を過ぎると、ほとんどのチームが
撤収してしまって。本当に悲しいですよね」
その言葉に、私はハッとさせられたのです。
私の愛犬 OLA は、
幼い頃から腐敗臭に近い匂いに強く反応し、
それを見つけ出すことを得意としていました。
過酷な現場に立ち、私は一つの確信を持ちました。
「このような犬を、この凄惨な現場に連れて来られるチームが、圧倒的に足りていない。そして同時に、被災地での不審者や二次被害を防ぐための『防犯・警戒』も絶対に必要だ」
捜索犬だけでなく、警備犬らしい気質を持つ犬たちも集結させる必要がある――。
その強い想いから始まったのが、「TEAM K9」です。

COMMUNITY PATROL BAND
Community Patrol Bandは、災害現場で
「誰なのか」
「何のためにそこにいるのか」を
伝えるために生まれました。
その経験から、TEAM K9は
「防犯は特別な人だけのものではなく、地域を想う一人ひとりが担うもの」という考えにたどり着きました。
このバンドは、力や権限を示すものではありません。
犬との散歩を地域を見守る時間へ変え、人と人をつなぎ、
防犯意識を広げていく。
その想いを共有するためのシンボルです。
誇示せず、威圧せず、確実にそこにいる。
Community Patrol Bandには、
TEAM K9の理念が込められています。
命をつなぐ
命を無駄にしない
TEAM K9のハンドラーは、以前から「食」に強いこだわりを持ち、食品衛生管理者の資格を取得しています。
大切なパートナーであるOLAをはじめ、すべての愛犬家にとって、犬はかけがえのない家族です。
だからこそ、安心して与えられること。
そして、本当に良いものだけを届けること。
その想いから、TEAM K9オリジナルのDOG TREATSは生まれました。
ある日、千葉県館山市の猟師からこんな話を聞きました。
「農作物を荒らす鹿には本当に困っている。」
「罠にかかった鹿は、そのまま山へ埋めるか、焼却処分するしかない。」
田植えを終えた稲。
大切に育てた野菜。
実りを迎えた果物。
一晩で食べ尽くされてしまうことも珍しくありません。
山で暮らす人々にとって、害獣問題は決して綺麗事だけでは語れない現実があります。
しかし、その命もまた、一つの命です。
私たちは、その命を無駄にしたくありませんでした。
なるべく苦しみを長引かせないよう、仕留めて血抜き下処理をしていただきます。
山で生まれ、山で終わってしまう命を、大切に引き受ける。
一つひとつ丁寧に加工し、
安心して愛犬へ届けられるDOG TREATSへ。
命を無駄にしないこと。
感謝を忘れないこと。
そして、その命を次の命へつないでいくこと。
それが、TEAM K9のDOG TREATSに込めた想いです。
Every Life Matters. Every Life Continues.
すべての命に意味がある。その命を、次の命へ。




